蒲公英日記

自閉症の青年のお話です。

観察力

日曜日の珍道中には続きがございます。

この日は移動支援事業所から、「送迎は保護者で行ってください。」と言われていました。

朝は、ヘルパーさんとの待ち合わせがゴールデンボール前となっていましたので、お父さんがそちらまで送って行きました。

帰りは移動支援の伝票にハンコを押さなくてはいけないため、私も一緒に乗って迎えに行きました。

迎えの場所は朝と同じゴールデンボール前だったのですが、一番最後のスケジュールが富山駅北のワンダーラボだったので、駅北のライトレールの停車場横で待つことしました。

午後4時には出てくるだろうと待っていましたが、4時10分を回っても一向に出てきません。

私がヘルパーさんの携帯に電話をしている時、お父さんが息子とヘルパーさんを見つけて飛び出しました。

お父さんが言うには、地下通路を降りようとするヘルパーさんを息子が必死で指差しして止めていたそうです。

もしかして、ワンダーラボのある3階からずっと見ていたのでしょうか?

そうでなければ、道路を挟んで反対側に止めているお父さんの車に気づくはずがありません。

お父さんの車は他の車の影に隠れて、1階からは見えない位置にありましたから。

鋭い観察力ですね。

常に電波を張っていて、様々なことに柔軟に対応しようとしています。

自閉症者にはなかなかないことではないでしょうか?

何十回と移動支援を使って社会体験してきたおかげだということが言えると思います。