よそ見は大事な特性
作業所の個別支援計画の見直し案を息子が持ち帰ってきました。
オッケーなら署名して返還します。
今回、2項目にわたって「よそ見をせずに作業をする」が加えられました。
確かに息子は特別支援学校時代から周りをキョロキョロしてしまう癖があります。
でも、よそ見って欠点なのでしょうか?
自閉症と知的障がいの重複障がいの場合視野が狭く、そのためコミュニケーション能力が発達しないとされています。
見えていないから色々なことに興味を示さないし、相手さえ見えていないのでなかなかコミュニケーションが取りづらいのかと思います。
その点、息子は周りの刺激を敏感に察知できるため、例えば高速バスの長時間の移動にも耐えられますし、お葬式さえも静かに出席できるのではないでしょうか?
息子から「よそ見」を奪ってしまうと、ただのでくの坊になってしまうのではないかと推察されます。
ただ、作業所の個別支援計画の場合、反論したところで仕方がないのが実情でしょう。
あくまで福祉サービスを受けるための形だけの支援計画ですから、とりあえず「よそ見しない」としとけといった感じでしょうか?