よそ見は大事な特性
作業所の個別支援計画の見直し案を息子が持ち帰ってきました。
オッケーなら署名して返還します。
今回、2項目にわたって「よそ見をせずに作業をする」が加えられました。
確かに息子は特別支援学校時代から周りをキョロキョロしてしまう癖があります。
でも、よそ見って欠点なのでしょうか?
自閉症と知的障がいの重複障がいの場合視野が狭く、そのためコミュニケーション能力が発達しないとされています。
見えていないから色々なことに興味を示さないし、相手さえ見えていないのでなかなかコミュニケーションが取りづらいのかと思います。
その点、息子は周りの刺激を敏感に察知できるため、例えば高速バスの長時間の移動にも耐えられますし、お葬式さえも静かに出席できるのではないでしょうか?
息子から「よそ見」を奪ってしまうと、ただのでくの坊になってしまうのではないかと推察されます。
ただ、作業所の個別支援計画の場合、反論したところで仕方がないのが実情でしょう。
あくまで福祉サービスを受けるための形だけの支援計画ですから、とりあえず「よそ見しない」としとけといった感じでしょうか?
コースター作り
百円ショップに面白いものがあったので息子にやらせてみました。
要するに丸く織っていく手織りです。
少しやらせたら要領を得ていきました。
ただ、糸を上下させなければいけないので、いちいち指し示してやらなくてはいけません。
昨夜は2枚作りました。
簡単ですが、大きな問題があるようです。
真ん中に縦糸が集中するので、出べそみたいに盛り上がってしまいます。
これではいざカップを置くのに不安定になってしまいますね。
実用性には欠ける代物のようです。
県立美術館
昨日も移動支援でした。
最近はずっと年下のヘルパー君とお出かけです。
今年できたばかりの県立美術館に行ってもらいました。
富山県美術館 | Toyama Prefectural Museum of Art and Design
ヘルパー君が送ってくれた写真の中から一枚。
美術館はつまらんだろうなあと思ってました。
案の定絵とかは全然見なかったそうです。(笑)
その代わり、美術作品を説明する装置には興味を示したらしいです。
パネルをタッチして、お好みの美術作品の説明を聞くだけというものらしいのですが、自閉症は機械ものが好きですから、それで興味を持ったのでしょう。
富山市科学博物館の気象用パソコンにはまったみたいなものです。
ま、良しとしときましょう。
あとは、環水公園の水上バスに乗ったり、ちょうどイベントがあったので、それを見たりしてきたようです。
良いお天気で何よりでした。
息子を上手に導くヘルパー君の仕事ぶりもだんだん板についてきて、「やるなあ、若者!」と感じさせられました。
そんな理由で。
どうして老舗の富山型デイサービスがサービスを縮小したのか色々聞いてみました。
何でも、理事長の思いと今の富山型が違ってきたからだそうです。
何を今更。。
全国放送のテレビの取材を受けたり、あちこちで講演をしたり、本まで出したりして、思いと違うとはどういうことなのでしょうか?
途中でリセットするつもりだったのなら、そんなに手広くサービスを広げなければ良かったね。
何でも細く長くが良いのなあ。
行政に対してビシッと言える人だったのにもったいないね。